始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「愛莉との初デートのことなんだけど、急だけど明後日は駄目かな?」



「明後日?」



「そう。急で駄目だったら遠慮なく言って」



明後日は夏休み中だし特段、予定もなかった気がするけど念のためスケジュールアプリを開いて確認する。



予定を入れちゃ駄目な日は事前に把握をしているので、このアプリを見れば分かるようになっている。



....うん、大丈夫だ。



「私は大丈夫だよ。明後日空けておくね」



「ありがとう!また詳細はメッセージするね。暑いから気を付けて帰ってね」



「....!」



頭をポンポンと撫でられて、乃々香ちゃんを連れて颯爽と帰っていった。



どうしてこんなにサラッとすごいことができるんだ、この人は...!



私はただの偽物の期間限定の彼女なのに。