始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「「いただきまーす」」



頼んだ料理をテーブルへ並べて、挨拶をしてからいただく。



幸せそうにハンバーグを食べている大我の姿は世界で一番かわいい。



正面から写真を撮りたい衝動に駆られたけど、嫌がられると思って我慢した。



最近なぜか写真を撮られること嫌がるんだよね。



もしかしてこれが思春期ってものなのかな?



いつか私のこんな重たい気持ちを鬱陶しいと思う日が来るだろう。



そんな日が来たら私は離れてそっと見守るしかない。



ただただ大我が幸せに生きていけるのなら、私は他に何も望まない。



もう私達には親なんていないのだから、たった2人で生きていくと決めた。



「そういえば大我、もうすぐ誕生日でしょ?」



「うん。もうすぐ10歳!」



大我の誕生日は夏休みが始まってすぐ。



「どこか行きたい場所はある?」