始まりは偽彼氏、でも本気の恋




外に食べに行くといっても、いつものお店なんだよね。



さすがにバイトもしていない私じゃ高いお店に連れていけないし、大我も食べられるものが少ないと思うから。



無理して高いものを食べるよりも、安くてもおいしいものをたくさん食べてほしい。



それが姉としての想いだ。



扉を開けて店内に入るといつものリズムでチャイムが鳴り響く。



冷房が効いているみたいで涼しい風が心地よい。



「いらっしゃいませ~!こちらのお席へどうぞ~」



元気な店員さんに案内された席へ私と大我は座る。



平日のお昼だからなのか店内は空いていて、私と同じ高校生っぽい子達が何人かいるみたい。



きっとみんな今日が終業式だったはずだから、そのままお昼を食べに来た感じかな。