「...へ、カフェ?」
「そう。近くに新しいカフェができたって萌花が教えてくれて、そこに行こうとしてたの」
「そうだったのかぁ~」
彼は、はぁと息をつきへにゃへにゃとしゃがみこんだ。
そんな彼は大野忍くんと言う。
同級生で、1年生の時は私や萌花と同じクラスだった男の子。
2年生になってからは残念ながらクラスは離れてしまったけれど、1年生の時はよく一緒の班になったりしていた。
今でも会えば普通に話す仲だけど、クラスメイトだった時と比べるとやっぱり話す機会は減ってしまった。
それでも変わらない彼の姿を見ると安心するのだけど。
「忍くんも一緒に行く?すぐ近くらしいから」
「えっ、いいのか!?」
しゃがみ込んでいた彼は一瞬でばっと立ち上がった。
「久しぶりに忍くんに会えたことだし、積もる話もあると思うし、どうかな?」



