始まりは偽彼氏、でも本気の恋




キーンコーンカーンコーン。



学校中に授業のチャイムが鳴り響いた。



このチャイムを待ち望んでいた人は多いと思う。



「ではこれにて授業は終了。HRで報告はないから、好き勝手帰って良し。また明日ちゃんと遅刻せずに来いよ」



机に置いていた教材を手にもってすたすたと教室を出ていく担任の先生。



今のチャイムは6時間目終了の合図だから本来はこの後帰りのHRがある。



だけど、私達の担任の先生は帰りのHRで話すことがないらしく、行う必要がないと判断したらしい。



普段の帰りのHRも何か先生から連絡事項があれば伝えられ、特に無ければ一瞬で終わる。



そのため私達のクラスはかなり帰りが早いことで有名だ。



生徒の私達からしたらありがたいけど、他の教室が帰りのHRをやっている中帰るのは申し訳なくなる。