「だがな、ラティ。俺は姉上の分まで、お前には幸せになってほしい。そのためには――本当の家族の元で暮らすのが一番なんじゃないかと思うこともある」
「本当の家族……? 叔父様、もしかして……私の父を、ご存知なのですか?」
「――ああ。汚れの無い純白の髪に、紫の瞳。今は魔法で隠しているようだが、その色は唯一無二。
その色を持つのは、ペルペトゥス皇族の直系だけだ。今、その色を持つのはただ二人。ペルフェクティオ・デウス・ペルペトゥス聖下と、その息子アルビオン皇子だけだ」
「じゃあ……私の父は……」
「アエテルニタスの第一権力者。神聖国ペルペトゥスの教皇、ペルフェクティオ聖下だ」
やっぱり。
回帰してから、ずっと感じていた。
アドラティオ王家に“売られた”王妃の婚外子として蔑まれ続けてきた私が、実は神聖国ペルペトゥスの皇女だったなんて――
物語の主人公にありがちな設定だ。
でも……待って。
アルビオン皇子は、私と同い年だったはず。ということは、聖下はお母様との婚約中に、別の女性と子どもを……?
もしそれが事実なら――
(お母様を裏切っていたの……?)
胸の奥に、冷たい痛みが走った。
(……失望、する)
「本当の家族……? 叔父様、もしかして……私の父を、ご存知なのですか?」
「――ああ。汚れの無い純白の髪に、紫の瞳。今は魔法で隠しているようだが、その色は唯一無二。
その色を持つのは、ペルペトゥス皇族の直系だけだ。今、その色を持つのはただ二人。ペルフェクティオ・デウス・ペルペトゥス聖下と、その息子アルビオン皇子だけだ」
「じゃあ……私の父は……」
「アエテルニタスの第一権力者。神聖国ペルペトゥスの教皇、ペルフェクティオ聖下だ」
やっぱり。
回帰してから、ずっと感じていた。
アドラティオ王家に“売られた”王妃の婚外子として蔑まれ続けてきた私が、実は神聖国ペルペトゥスの皇女だったなんて――
物語の主人公にありがちな設定だ。
でも……待って。
アルビオン皇子は、私と同い年だったはず。ということは、聖下はお母様との婚約中に、別の女性と子どもを……?
もしそれが事実なら――
(お母様を裏切っていたの……?)
胸の奥に、冷たい痛みが走った。
(……失望、する)

