鷲トさんの作品一覧

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アドラティオ王国の第二王女・ラエティティアは、第三王妃フォルトゥナの婚外子という出自から、常に冷遇されて育ってきた。 唯一の家族だった母は、ラエティティアの八歳の誕生日に病死。 乳母と共に静かに生きていた彼女は、十六歳のある日――突如、「第二王子の反乱に加担した」との濡れ衣を着せられ、処刑されてしまう。 王子とは顔すら知らぬ他人。処刑台の上で、ラエティティアは悟る。 自分はただ、王族にとって“不要な存在”だったのだと。 だが、命を落としたその瞬間。彼女は七歳の自分へと時を遡っていた。 戸惑うラエティティアの前に現れたのは、「ハルモニア」と名乗る神獣。 彼は語る――この世界は“創造主の書物”によって生まれたものであり、ラエティティアこそがその物語の主人公だったのだと。 本来の結末は、幸福なハッピーエンドのはずだった。 しかし、何者かの手によって物語は書き換えられていたという。 それを聞いたラエティティアは決意する。 創造主から贈られた“回帰”の力を手に、奪われた自分の物語を取り戻すのだ。 「誰だか知りませんが、主人公の座――返してもらいます!」 逆ハー×大逆転×異世界ファンタジーの王道物語です!
ステラクリマの匣庭ー貴方が読むまで、終わらない物語ー
鷲ト/著

総文字数/11,520

恋愛(逆ハー)30ページ

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透明な天蓋に覆われた街、匣庭(ハコニワ)。 そこでは、永遠に夜が続き、星の光だけが街を照らしている。 ある夜、少女・ルカはその場所で目を覚ます。 自分の名前以外、すべてを失った彼女の前に現れたのは、6人の青年たち。 彼らは言う――「君は星だった」と。 甘く優しい囁き。 過保護すぎるほどの献身。 どこか歪んだ、けれど一途な愛情。 なぜ彼女はこの場所にいるのか。 彼らは“誰”なのか。 そして、ルカの失われた“心”の正体とは――? 愛と執着が交錯する箱庭で、 少女は真実を探し始める。 これは、恋と呪いの終着点。 夜が明ける、そのときまで。
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