部屋の準備が整うまで、応接室で見たこともないような豪華なケーキを味わいながら、ルディ様たちと語らっていた。
話に出たグラディウスとクラウディアはテネブラエの王太子殿下と王女殿下だ。
「クラウディアはラティと同じ年齢だし、すぐ仲良くなれると思うわ!」
「そうなんですね。お会いするのが楽しみです!」
「ほらラティ、これも食べなさい」
「ありがとうございます叔父様」
やがてパクシーが応接室にやって来て、部屋の準備ができたことを知らせてくれた。彼女の案内で部屋へと向かう。叔父様たちは公務があるとのことで、次に会うのは夕食の時間になるだろう。
「お部屋は、フォルトゥナ様が使っていらしたお部屋をご用意いたしました。この王宮で一番日当たりがよく、フォルトゥナ様がお好きだった庭園がよく見えるお部屋なんですよ」
「お母様が使ってたお部屋……」
「お着替えの後、良ければ私が庭園の方をご案内しますよ」
「……それじゃあお願いしようかしら、楽しみだわ」
他愛のない話をしながら歩いているうちに、部屋へとたどり着いた。中に入ると、今まで暮らしていた離宮とは比べものにならないほど豪華で、美しい空間が私を迎えてくれる。
白を基調とした内装はお母様の好みで、部屋のあちこちには、お母様が好きだと言っていた花が丁寧に飾られていた。
話に出たグラディウスとクラウディアはテネブラエの王太子殿下と王女殿下だ。
「クラウディアはラティと同じ年齢だし、すぐ仲良くなれると思うわ!」
「そうなんですね。お会いするのが楽しみです!」
「ほらラティ、これも食べなさい」
「ありがとうございます叔父様」
やがてパクシーが応接室にやって来て、部屋の準備ができたことを知らせてくれた。彼女の案内で部屋へと向かう。叔父様たちは公務があるとのことで、次に会うのは夕食の時間になるだろう。
「お部屋は、フォルトゥナ様が使っていらしたお部屋をご用意いたしました。この王宮で一番日当たりがよく、フォルトゥナ様がお好きだった庭園がよく見えるお部屋なんですよ」
「お母様が使ってたお部屋……」
「お着替えの後、良ければ私が庭園の方をご案内しますよ」
「……それじゃあお願いしようかしら、楽しみだわ」
他愛のない話をしながら歩いているうちに、部屋へとたどり着いた。中に入ると、今まで暮らしていた離宮とは比べものにならないほど豪華で、美しい空間が私を迎えてくれる。
白を基調とした内装はお母様の好みで、部屋のあちこちには、お母様が好きだと言っていた花が丁寧に飾られていた。

