コンコン。
物音にハッと目を覚ましたセルファ。
自分も寝てしまっていたらしい。
コンコン。
部屋の戸が叩かれる音だ。
ベッドを見ると、ミトは変わらず爆睡していた。
次に時計を見る。そして自分の目を疑った。
深夜の3時。
5時間も寝てしまったことになる。
コンコン。
更に戸は叩かれた。
セルファが部屋の戸を開けると、ミトの侍女のエイナと、その後ろにセイラムがいた。
「も、申し訳ありません。あまりに出てこられないので、どうされたかと思いまして…」
エイナはてっきりミトが出てくると思っていたので、セルファの姿にあたふたしてしまう。
「私がエイナ様に頼んだのです」
セイラムが前に出た。
「あの、ミト様は?」
遠慮がちにエイナが訊ねる。
「ああ、良く寝ているよ。私も一緒に寝てしまったようだ」
「も、申し訳ございませんっ!」
大恐縮してセルファに深く頭を下げるエイナ。
「いや、構わないよ。随分と疲れているようだね」
セルファは顔を上げるように促した。
「セルファ様、そろそろ王宮にお戻りにならなければならないのでは?」
絶妙のタイミングでセイラムが声をかける。
「ああ、ミトに手紙を残してくるから、少し待っていてくれないか」
「はい」
「セルファ様がいらっしゃってるのに寝てしまうなんて、ミト様がご無礼致しました」
「そんなことはありません」
改めて謝罪するエイナにセルファは慈悲を見せてから戸を閉め、大きなため息をついた。
全くどうかしている。5時間も寝てしまうとは。
ユフィーリオは王宮の部屋で待っているはずだ。
こんな時間まで戻らないことを、どう思っているだろう。
セルファは素早くメモにメッセージを残し、最後にもう一度ミトの顔を見た。
「本当に良く寝ている…」
思えばユフィーリオ以外の寝顔を見るのは初めてだ。
呑気を絵に描いたような寝顔にセルファは小さく笑い、そして部屋を出た。
エイナにもう一度労いの声をかけ、控えていたセイラムと王宮へ向かった。
物音にハッと目を覚ましたセルファ。
自分も寝てしまっていたらしい。
コンコン。
部屋の戸が叩かれる音だ。
ベッドを見ると、ミトは変わらず爆睡していた。
次に時計を見る。そして自分の目を疑った。
深夜の3時。
5時間も寝てしまったことになる。
コンコン。
更に戸は叩かれた。
セルファが部屋の戸を開けると、ミトの侍女のエイナと、その後ろにセイラムがいた。
「も、申し訳ありません。あまりに出てこられないので、どうされたかと思いまして…」
エイナはてっきりミトが出てくると思っていたので、セルファの姿にあたふたしてしまう。
「私がエイナ様に頼んだのです」
セイラムが前に出た。
「あの、ミト様は?」
遠慮がちにエイナが訊ねる。
「ああ、良く寝ているよ。私も一緒に寝てしまったようだ」
「も、申し訳ございませんっ!」
大恐縮してセルファに深く頭を下げるエイナ。
「いや、構わないよ。随分と疲れているようだね」
セルファは顔を上げるように促した。
「セルファ様、そろそろ王宮にお戻りにならなければならないのでは?」
絶妙のタイミングでセイラムが声をかける。
「ああ、ミトに手紙を残してくるから、少し待っていてくれないか」
「はい」
「セルファ様がいらっしゃってるのに寝てしまうなんて、ミト様がご無礼致しました」
「そんなことはありません」
改めて謝罪するエイナにセルファは慈悲を見せてから戸を閉め、大きなため息をついた。
全くどうかしている。5時間も寝てしまうとは。
ユフィーリオは王宮の部屋で待っているはずだ。
こんな時間まで戻らないことを、どう思っているだろう。
セルファは素早くメモにメッセージを残し、最後にもう一度ミトの顔を見た。
「本当に良く寝ている…」
思えばユフィーリオ以外の寝顔を見るのは初めてだ。
呑気を絵に描いたような寝顔にセルファは小さく笑い、そして部屋を出た。
エイナにもう一度労いの声をかけ、控えていたセイラムと王宮へ向かった。



