お昼休み、私は放課後の約束が楽しみで仕方なくて、ウキウキしながら廊下を歩いていたら、すれ違い様、誰かにポンと肩を叩かれた。
「何か嬉しいことでもあったの?」
誰かと思えばその相手は、蓮くん。
嬉しいのが顔に出てたかと思うと、何だか少し恥ずかしい。
「えっと、放課後に友達と遊ぶ約束したから、それが楽しみで」
「約束?もしかして、、、男の子?」
「違うよ、真依ちゃんだよ」
「そっか、なら良かった」
良かった、、、?何で?
なんて不思議に思っていたら、次の瞬間。
「キャー!蓮斗くんー!!」
何処からか、女子達の甲高い声が聞こえた。
ハッとして声のする方を見ると、派手な服装の上級生三人組が立っていた。
「あ」
蓮くんは彼女達を見るや否や、すかさず私の手を握ってくる。
そして。
「未来ちゃん、逃げるよ」
「え?」
いきなりその手を引いて走り出すものだから、私は内心あわあわしながらついて行く。
な、何で私まで一緒に?
「やだ〜、蓮斗くん、待ってよ〜」
蓮くんは彼女達の声を無視して、空き教室へと逃げ込んだ。
そして、扉を閉め、近くに置いてあった椅子に座る。
「疲れた〜、、、」
ホッとしたように呟く蓮くんの隣に、私も座る。
「今のって、ツインズの人達?」
さり気なくそう聞くと、蓮くんがふぅとため息をついて頷いた。
「うん。そうだよ」
「そっか、、、大変だね」
それにしても蓮くん達凄いな〜。同級生だけじゃなく、上級生にも人気があるんだ。
でも、追いかけ回されるのも何かと大変だよね。まるで芸能人みたい。
するとそこで、蓮くんは私の顔をじっと見てきたかと思うと
「あれから何もされていないよね、、、?」
と、心配げに聞いてきた。
「うん。あの時はありがとうね」
「ごめんね、、、守るって約束したのに、、、」
蓮くんはシュンとした。あれ、、、犬耳が見える。幻覚かな?
「蓮くんも悠くんにも本当に感謝してるし、私は二人と一緒にいれて楽しいから!」
そしたら蓮くんは一瞬目を見開いたかと思うと、私の頭に手を乗せた。
そして、その手を私の頭の後ろにまわしたかと思うと、自分の方へ抱き寄せた。
「、、、絶対に、未来ちゃんを守るから、、、だから、、、!!」
「でも、守ってばかりじゃ悪いから、私に出来ることがあったら何でも言ってね!」
「、、、それ、何でも良いの?」
うん。と言いかけて、誕生日会の時に渡された契約書のことを思い出した。
「あ、契約書以外でね!」
一応、念を押しておいたら蓮くんがクスッと笑った。
「じゃあ、またホットケーキ作ってほしいな」
そう言われて、思わず笑みが溢れる。
蓮くんは随分前に作ったホットケーキ、気に入ってくれたみたい。嬉しいな。
「うん!良いよ!!」
笑顔で頷いたら、蓮くんは天使みたいに可愛い笑顔で微笑んでくれた。
「何か嬉しいことでもあったの?」
誰かと思えばその相手は、蓮くん。
嬉しいのが顔に出てたかと思うと、何だか少し恥ずかしい。
「えっと、放課後に友達と遊ぶ約束したから、それが楽しみで」
「約束?もしかして、、、男の子?」
「違うよ、真依ちゃんだよ」
「そっか、なら良かった」
良かった、、、?何で?
なんて不思議に思っていたら、次の瞬間。
「キャー!蓮斗くんー!!」
何処からか、女子達の甲高い声が聞こえた。
ハッとして声のする方を見ると、派手な服装の上級生三人組が立っていた。
「あ」
蓮くんは彼女達を見るや否や、すかさず私の手を握ってくる。
そして。
「未来ちゃん、逃げるよ」
「え?」
いきなりその手を引いて走り出すものだから、私は内心あわあわしながらついて行く。
な、何で私まで一緒に?
「やだ〜、蓮斗くん、待ってよ〜」
蓮くんは彼女達の声を無視して、空き教室へと逃げ込んだ。
そして、扉を閉め、近くに置いてあった椅子に座る。
「疲れた〜、、、」
ホッとしたように呟く蓮くんの隣に、私も座る。
「今のって、ツインズの人達?」
さり気なくそう聞くと、蓮くんがふぅとため息をついて頷いた。
「うん。そうだよ」
「そっか、、、大変だね」
それにしても蓮くん達凄いな〜。同級生だけじゃなく、上級生にも人気があるんだ。
でも、追いかけ回されるのも何かと大変だよね。まるで芸能人みたい。
するとそこで、蓮くんは私の顔をじっと見てきたかと思うと
「あれから何もされていないよね、、、?」
と、心配げに聞いてきた。
「うん。あの時はありがとうね」
「ごめんね、、、守るって約束したのに、、、」
蓮くんはシュンとした。あれ、、、犬耳が見える。幻覚かな?
「蓮くんも悠くんにも本当に感謝してるし、私は二人と一緒にいれて楽しいから!」
そしたら蓮くんは一瞬目を見開いたかと思うと、私の頭に手を乗せた。
そして、その手を私の頭の後ろにまわしたかと思うと、自分の方へ抱き寄せた。
「、、、絶対に、未来ちゃんを守るから、、、だから、、、!!」
「でも、守ってばかりじゃ悪いから、私に出来ることがあったら何でも言ってね!」
「、、、それ、何でも良いの?」
うん。と言いかけて、誕生日会の時に渡された契約書のことを思い出した。
「あ、契約書以外でね!」
一応、念を押しておいたら蓮くんがクスッと笑った。
「じゃあ、またホットケーキ作ってほしいな」
そう言われて、思わず笑みが溢れる。
蓮くんは随分前に作ったホットケーキ、気に入ってくれたみたい。嬉しいな。
「うん!良いよ!!」
笑顔で頷いたら、蓮くんは天使みたいに可愛い笑顔で微笑んでくれた。



