「はあ~、今日も疲れた~」
私は寝る支度を済ませ、ベッドへダイブする。
先にベッドでくつろいでいたすみれとゆきが、驚いたように一度跳ねた。
「あ、そうだ。明日数学のワークの提出日だ。ちゃんと入れたかな…」
私は勉強机に戻り、明日の時間割と、宿題のワークが鞄に入っていることを確認する。
そこで机の上に、一通の手紙が置かれていることに気がついた。
「あ、…そういえばさっき、お母さんが言ってた……」
「桃花に手紙が届いていたから、机の上に置いておいたわよ」って、夕食のときに言われたんだった。
私はその手紙を手に取る。
差出人は、やっぱりあの子からだった。
「陽毬ちゃんからだ……」



