一途すぎる上司は、一人でも楽しそうな部下を甘やかしたい

「それと映画館で『内海といるならどこでも楽しいから』って言ってくれました。私の憧れの言葉です! 言われただけで最高に幸せでした!それと……」




「一人でいるのも楽しいですが、千田さんといるのも楽しかったので。あと、私はクール系より甘くてたまに可愛い人が好みなので」




「あとは……」

千田さんの好きな所を沢山言いたくて、まだ話そうとする私の言葉を千田さんが止めた……というより急に抱きしめられて、私は何も言えなくなった。

「千田さん……!?」

「なんで内海はそんなに可愛いの」

「へ!?」

「可愛すぎるし、殺し文句たくさん言いまくるし、ずるすぎる」

千田さんが私を抱きしめる腕に力を込める。