それからのおばあさんとの会話は思ったよりも弾んで、すっかり話し込んでしまった。
花の話やおばあさんの身の上話、他愛ない世間話も楽しくて、気付けば午後6時を知らせる夕焼け小焼けが流れ始めている。
「あっ……すみません、私そろそろ帰らなきゃなので……」
「うふふ、もうこんなに時間が経っていたなんて全然気が付かなかったわ。お嬢さんありがとう、わたしに付き合ってくれて。」
「いえいえ、私も楽しかったのでっ。またどこかでお会いできたら、その時はまたお話しましょう!」
「えぇもちろん。……そうだわっ、お礼になるかは分からないけど……これ、受け取ってくれないかしら? 懸賞で当たったものなんだけど、わたしは行かないから……。」
あんまり遅いとお母さんたちに心配かけちゃう……!と立ち上がった私に、おばあさんは何か思いついたかのように自身のカバンを開いた。
どうしたんだろう?と私が不思議がっていると、両手を握るように手渡されたのは最近話題の移動遊園地のチケット。
このチケットは一日パスも兼ねている代物で、真ん中には堂々と《サステナブルパーク》と書かれている。
花の話やおばあさんの身の上話、他愛ない世間話も楽しくて、気付けば午後6時を知らせる夕焼け小焼けが流れ始めている。
「あっ……すみません、私そろそろ帰らなきゃなので……」
「うふふ、もうこんなに時間が経っていたなんて全然気が付かなかったわ。お嬢さんありがとう、わたしに付き合ってくれて。」
「いえいえ、私も楽しかったのでっ。またどこかでお会いできたら、その時はまたお話しましょう!」
「えぇもちろん。……そうだわっ、お礼になるかは分からないけど……これ、受け取ってくれないかしら? 懸賞で当たったものなんだけど、わたしは行かないから……。」
あんまり遅いとお母さんたちに心配かけちゃう……!と立ち上がった私に、おばあさんは何か思いついたかのように自身のカバンを開いた。
どうしたんだろう?と私が不思議がっていると、両手を握るように手渡されたのは最近話題の移動遊園地のチケット。
このチケットは一日パスも兼ねている代物で、真ん中には堂々と《サステナブルパーク》と書かれている。

