だけどその中の1つの花壇に植えてある名前も知らない花が枯れてしまっていて、私は思わず立ち止まった。
完全に枯れていて、少し触っただけでも葉っぱが落ちてしまう。
水や栄養が行き届いてなくて枯れる……って事はあるだろうけど、他の花壇の花はちゃんと咲いている。
ここだけ枯れているなんて変な話で、不審に思いつつも学校に遅れたくなくて公園を後にした。
……でも、私が見た異変はこれだけじゃ終わらなくて。
またその3日後、私は環境委員の仕事を全うするべく放課後に花壇整理を一年の後輩ちゃんと行っていた。
さほど長い時間じゃないけど日の当たる場所にある花壇の近くにいるとジリジリと地味な暑さを肌で感じて、水やりの為に持ってきていたホースで涼む。
後輩ちゃんも暑いみたいで一緒に仲良く涼んでいると、不意にこんな事を尋ねられた。
「四季宮先輩って……あの距離感で桜賀先輩と本当に付き合ってないんですか!?」
「え!? つ、付き合ってないよ!」
「でもすごく仲良いですよね!? 距離も近いしお二人の間に遠慮も感じられないし、付き合ってないのが信じられません……!」
完全に枯れていて、少し触っただけでも葉っぱが落ちてしまう。
水や栄養が行き届いてなくて枯れる……って事はあるだろうけど、他の花壇の花はちゃんと咲いている。
ここだけ枯れているなんて変な話で、不審に思いつつも学校に遅れたくなくて公園を後にした。
……でも、私が見た異変はこれだけじゃ終わらなくて。
またその3日後、私は環境委員の仕事を全うするべく放課後に花壇整理を一年の後輩ちゃんと行っていた。
さほど長い時間じゃないけど日の当たる場所にある花壇の近くにいるとジリジリと地味な暑さを肌で感じて、水やりの為に持ってきていたホースで涼む。
後輩ちゃんも暑いみたいで一緒に仲良く涼んでいると、不意にこんな事を尋ねられた。
「四季宮先輩って……あの距離感で桜賀先輩と本当に付き合ってないんですか!?」
「え!? つ、付き合ってないよ!」
「でもすごく仲良いですよね!? 距離も近いしお二人の間に遠慮も感じられないし、付き合ってないのが信じられません……!」

