四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 なんて一人でほくほくしながら考えていると、私の発言が引き金になったのか次々と意見が出されていった。

「演劇部に協力してもらって公演するのとかどうですか!?」

「SNSとか使うなら……環境保全団体とかと連携して、な、何かやるとかどうだ!」

「それよりもまずは学校でリサイクルに関する企画をするのはどうでしょう? これまでやってきたペットボトルや蓋集めを学年対抗にするとか。」

「ちょ、ちょっと待ってください! 今メモるので一人ずつお願いします!」

 突然の意見の多さに圧倒された委員長さんは慌ててノートにメモを取りながら、出てくる案を纏めている。

 ペットボトル回収を対抗戦にするのはすぐできそう……まずはそこからやっていくのもいいかもなぁ。

 流石に私の案はやるにしてもハードルが高そうだし、できない可能性だって大いにあるけどやってみたい。

 忙しそうな委員長さんを眺めながら、きゅっと唇を引き結ぶ。

 他の学校でもこうして考えられてると思うと、地球温暖化も本当に止められちゃうかも……なんて甘い考えを少しだけ抱いてしまった。

 でもこれからやっていく対策で、一人でも多くの人に温暖化防止に興味を持って協力してもらえたら……いいな。