「陽依!? 二人とも俺に内緒でいつ仲良くなったんだよっ!? 俺も混ぜろよ〜!」
「嫌です、お断りします。」
隙あらば私の肩に腕を回してこようとする夏生君の二の腕を強めに引いて、私から距離を取らせた伊春君。
もうこの光景を見るのも3回目で、言い合う二人を生暖かい目で見守る。
ふふっ、夫婦漫才してるみたい。
絶対本人たちには言えない感想を抱いていると、夏生君とは別のルートから2人分の声と足音が近付いてきた。
「伊春と夏生、相変わらずうるさい。」
「そんな事言わないであげて、千冬。それに全然喋らなくて不仲、よりはいいでしょ?」
「……それはそうだけど、夏生は特に声大きいから鬱陶しい。」
ドライすぎる声と面倒見の良さそうな声の正体は、遅れてやってきた秋君と千冬君。
千冬君は騒がしいのが特に苦手らしく悪態を吐きながら耳を塞いでいて、秋君がまぁまぁと宥めていた。
みんながやってきて一気に賑やかになったなぁ……でも、来てくれてありがたい。
あのまま伊春君と二人きりだったら、くすぐったい気まずい雰囲気続行だっただろうし……。
「嫌です、お断りします。」
隙あらば私の肩に腕を回してこようとする夏生君の二の腕を強めに引いて、私から距離を取らせた伊春君。
もうこの光景を見るのも3回目で、言い合う二人を生暖かい目で見守る。
ふふっ、夫婦漫才してるみたい。
絶対本人たちには言えない感想を抱いていると、夏生君とは別のルートから2人分の声と足音が近付いてきた。
「伊春と夏生、相変わらずうるさい。」
「そんな事言わないであげて、千冬。それに全然喋らなくて不仲、よりはいいでしょ?」
「……それはそうだけど、夏生は特に声大きいから鬱陶しい。」
ドライすぎる声と面倒見の良さそうな声の正体は、遅れてやってきた秋君と千冬君。
千冬君は騒がしいのが特に苦手らしく悪態を吐きながら耳を塞いでいて、秋君がまぁまぁと宥めていた。
みんながやってきて一気に賑やかになったなぁ……でも、来てくれてありがたい。
あのまま伊春君と二人きりだったら、くすぐったい気まずい雰囲気続行だっただろうし……。

