四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

「ど、どうしてっ!?」

「……申し訳ありませんが、その説明は後ほどさせてください。今はこの気温を正さなければならないので……まず、私の指輪の装飾に主様の指輪の装飾を重ねてください。」

「は、はい……。」

 反射的に飛び出た疑問を冷静かつ正論で返され、それ以上何も言えなくなる。

 だから言われた通り彼の……トランプのクラブ?みたいな装飾に自分の装飾を触れさせた。

 それを確認した彼は小さく頷き、再びサーベルを引き抜いた。

「主様、これから私が言う事を復唱してください。」

「うんっ!」

「では……『統治者A(エース)の名のもと、時節再興の力を我に呼び与え』」

「と、統治者Aの名のもと、時節再興の力を我に呼び与え!」

「『破綻し混迷する軸よ、世界の命のもと在るべき場に戻れ』」

「破綻し混迷する軸よ……せ、世界の命のもと在るべき場に戻れっ!」

 なんて、見様見真似で叫んだ刹那。

 私たちの周りだけに風が吹き荒れ、台風の渦の中に入ったのかと錯覚してしまうほどの風圧が襲ってくる。