四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

「それでは今日はここまでにしようと思います。皆さんお疲れ様でした。」

 完全下校時刻10分前まで、楽曲制作の話し合いは続いた。

 誰もが初めてやる試みだから無理もないけど、想像以上に頭を使ったなぁ……ちょっとズキズキする。

 でもその甲斐あって三分の一ほどの歌詞改変ができたから、いいスタートだ。

「陽依、お疲れ様。なかなか難しい顔してたけど、進捗はどう?」

「いい感じだよ。大変な作業だけど楽しいし、私も温暖化についてたくさん勉強できたし。伊春君のほうは順調?」

「まぁまぁかな。回収はこの前案が出ていた対抗戦でやろうって話になったけど、それからが難しくて。だけど次で決まると思うから心配しないで。」

 ペンケースをバッグに仕舞っていると、既に帰宅準備を終えた伊春君が私に近付いてくる。

 学校では今みたいにちゃんとタメを徹底してくれていて、言い出しっぺの私も結構慣れてきた。

 学校出た途端敬語に戻るから、まだ違和感を覚えちゃう時もあるけど……。

 ここからでも充分綺麗に見える夕焼けを眺めつつ、どこかぼんやりしながら伊春君と学校を出る。