四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 それなのに案を出した私が一番出せてないのって何だか恥ずかしい……ちゃ、ちゃんと考えなきゃ!

 取り出したルーズリーフにシャーペンを走らせながら、今思いつく対策をできるだけ書いていく。

 その時不意に、後ろのほうから女子生徒の気恥ずかしそうな声を耳にした。

「さ、桜賀君シャーペン取ってくれてありがとうっ。」

「いえ、どういたしまして。」

「……ねぇ桜賀君、今日の放課後って空いてたりする? 桜賀君に、伝えたい事があって……」

「すみません、放課後はいつも用事が入っているので。また別日にしていただいてもいいですか?」

「も、もちろんいいよっ。じゃあ、明日のお昼休憩呼びに行くから教室で待ってて!」

「はい、分かりました。」

 ――ズキッ

 っ……やっぱり嫉妬、しちゃうな。

 ただ仲良くお喋りしているのを聞いてるだけなのに、伊春君が他の子と……ってだけで辛くなる。

 ……こんな気持ちにずっと悩まされるなら、天毬の助言に従ったほうが絶対いいよね。

 委員会中なのにそう悟ってしまった私は、一人静かにシャーペンを握る手に力を込めた。