四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

《それで、今日のデートはどうでした? 楽しかった!?》

「だからデートじゃないって……楽しかったよ、そりゃあ。色々勉強にもなったし。」

《サステナブルパーク、だっけ? 遊びながら環境問題学べるなんてほんっとすごいよね〜、今度はあたしも行きたいな〜。》

 その夜、私はウキウキな天毬に電話で今日の事を話していた。

 でもこの電話は私からかけたわけじゃなく、タイミングを見計らったように私が部屋に帰ってきてすぐ電話がかかってきたもの。

 興味があるのか、電話越しでも分かるほど上ずった声で話す天毬は《で、サステナブルパークで何したのっ?》とワクワクしながら尋ねてくる。

 ……何したの、と言われると遊び尽くしたとしか言えないんだけど。

『んな冷たい事言うなよ〜? せっかくだしもうちょっとこうしてーなー、俺は。』

『俺、好きな子っていじめたくなっちゃうんです。』

『冗談だと思う? ……俺、本気で思ってるよ。』

 みんなとの事も、言わなきゃいけないのかな……。

 そうだとしたら結構言える範囲が変わってくるんだけど、一応聞いておこう。