四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 その声はいつの間にやら来ていた伊春君のもので、荷物をみんなに預けてきたのか今は身軽だ。

 伊春君は私に歩み寄るとサッと荷物の1つを持ってくれて、ゲートへ向かいながら優しく話を振ってくる。

「主様は今日、楽しかったですか?」

「もちろん! こうして一日使って遊ぶ事なんて滅多にないし、みんなとたくさん遊べて楽しかったよ……!」

「私も、主様と遊びに来る事ができてよかったです。またどこかに遊びに行きたくなりますね。」

 ゲートが近くなるにつれ人の波が大きくなっていく中、伊春君との他愛ない雑談に花を咲かせる。

 また……私も遊びたいな。ドキドキする事もたくさんあったし、一時はどうなるやらと焦った時もあったけどなんだかんだ楽しかった。

 ……でも、もし叶うなら今度は。

「今度は、伊春君と二人で遊びたいな。」

 独り言のように、ポツリと口に出す。

 みんなとわいわい遊ぶのも好きだし、みんなともまた行きたいって思う。

 けど……次のお出かけは、伊春君と行きたい。

 今日みんなと遊んで、自分の気持ちが改めて分かったんだ。