四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 こんなにたくさん買ってたらお小遣いなくなっちゃうんじゃ……みんなにお小遣いの概念があるかは分からないけど。

 みんなは神様に創造されたらしいから、そもそも都合の良いようになっているのかも。

 そこまで行ったら本当に現実かどうか判別できなくラインだけど……あはは。

「……ぐすっ、ママ……どこぉ……?」

 その時、どこかから女の子の泣き声が聞こえた。

 本当に小さな声だったから気のせいかもと一瞬だけ思っちゃったけど、周りをきょろきょろ見回すと茂みの中でうずくまっている幼稚園生くらいの女の子を見つけた。

 ママって言ってたはずだし、もしかして迷子かな……? 

 ぼんやり予測を立てながら「伊春君ごめんね、すぐ戻るからちょっと行ってくる!」と大雑把な言葉を残し、返事も碌に聞かず女の子の元へと向かう。

 けどただ声をかけても怖がらせちゃうだけかもしれない、逃げられたらあの女の子が余計迷子になっちゃうし……そうだ!

 女の子の近くに行く前に少し悩みながらも、買ったお土産の中からあるものを取り出す。

 これ……景品で当たったけど、まさか使い時が来るなんて。