四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

「これだからお堅い伊春っちは嫌だねぇ。誰が誰を好きになったって仕事に支障きたさなきゃいいと思うんだけどな〜?」

「どうぞ勝手に思っていてください。あなたに何と思われようとも、私の意思は変わりません。」

「そりゃお偉いこって。」

 あぁ、やはり俺と夏生が分かり合える事は一生ないんだろうな。

 と言っても俺も分かるつもりはないが……なんてひっそり悪態を吐く。

 そんな俺の気持ちに脳天気な夏生は気付かないまま、更にコーヒーカップを回し始めた。



「二人ともおかえりなさいっ。コーヒーカップは楽しめた?」

 あれから夏生がコーヒーカップに飽きるまで、俺は何度も付き合わされてしまった。

 酔い耐性があるとはいえ10回も乗るとちょっときついな……一瞬でも力を抜けばよろめきそうだ。

 だが夏生は俺とは裏腹にケロッとしていて、飽きていなければもう5回くらいは乗ってきそう。

 流石に陽依たちが心配だからと夏生と一旦戻る事にしたのだけど……これはまた、面倒な事になってしまっている。

「おうおう陽依っち、俺らがいない間に秋ちゃんたちとすっかり仲良くなったなぁ? 千冬っちなんかびっくりするくらいべったりじゃねーか。俺にもベッタリしてくれよー、千冬っちー。」