四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 だけれど……正直に言うとするなら、俺は皆に嫉妬しているんだろう。

 恋心を抱いているときっとそれは仕方のない事で、人間の感情はそうなるように組まれている。

 それでもここまで、陽依を独り占めしたい……なんて思うものなんだろうか。

 陽依には最初から惹かれていたし、優しいだけじゃない強い女の子だとここ最近で知り、より好意的に感じたのは自分でも分かっている。

 その上夏生たちが陽依を好きになってもおかしくはないと性格を知って何となく悟っていたし、こうも執着にも似た感情を抱くなんて……と自分自身に驚かずにはいられない。

 こんな感情、創られていないはずなのに。

 怪訝にそう考えてしまうも、生まれてしまったものはどうしようもない。

 だとしても……この感情はきっと、伝えるべきではないだろう。俺と陽依は守護者と主の関係で、それ以上でも以下でもない。

 それに使命に私情を持ち込むなんて……守護者の一人として恥ずべき事だ。間違っても、胸を張れるものじゃない。

「……夏生はそれでも私たちと同じ守護者なのですか? 守護者としての責任が全く見て取れませんが。」