四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

「へっ……!? ち、千冬君冗談は――」

「冗談だと思う? ……俺、本気で思ってるよ。いじらしくて愛らしくて、可愛いなって。今日の服だって、すごく似合ってて可愛い。」

「なっ!?」

 千冬君まで、秋君みたいになっちゃってる……!

 私の何が千冬君に可愛いと思わせたのかは分からないけど、言われるほど私は可愛くない。

 けどわざわざ否定するのも違う気がして、今日何回目か数えていない頬の火照りをまた感じた。

 うぅっ、揃いも揃ってみんなどうしちゃったの……!?