四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 せっかく二人で話せる機会なんだから、何か話題ないかな……。

 なんて話題探しに頭を働かせていると、唐突に千冬君が口を開いた。

「主……俺も、陽依って呼んでいい? 外で主って呼ぶと、変だから。」

「呼んでくれるの!? ぜひぜひっ、いくらでも呼んでください!」

 何を言われるんだろうと一瞬だけ身構えたけど、そういう話ならウェルカムだよ……!

 私もいつお願いしようかなってタイミングを見計らってたところだったから、千冬君のほうから言ってくれるのはありがたい。

 えへへっ、これでちょっとだけ千冬君と仲良くなれたかなっ……。

 自分でも単純と思うけど、自然とゆるゆるになる口角を押さえながらもニヤニヤしてしまう。

 そんな過剰に頬が緩んでいる私を見てか、千冬君はクスッと滅多に見せない笑顔で私を見据えてきた。

「……ただ陽依って呼ぶだけなのに、そんな嬉しいの?」

「うんっ! だってずっといつ『呼んで!』ってお願いしようかなって思ってたから、嬉しいに決まってるよ!」

「そっか……陽依、可愛いね。全身使ってそこまで喜んでくれるんだったら、何回でも呼びたくなる。」