四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

 千冬君、偏見だけど酔いやすそうだから心配だな……一応ついておこう。私もちょっと酔って気持ち悪いから、一緒に休みたいし。

 でも他の3人……特に夏生君は元気で、千冬君を心配している伊春君と秋君と引っ張っていった。

 す、すごい体力だなぁ……夏生君なんてもうジェットコースター3回目だし、酔わないのかな。

 行ってしまった背中を木陰からぼーっと眺めていると、水分をとって少しだけ調子が回復した千冬君が話しかけてきた。

「……主は優しいね、俺の傍にいてくれるなんて。夏生って体育会系なのにこういうところは薄情だから、主がいてくれて良かった。」

「ううん、気にしないで。私も2回連続でジェットコースターは流石にきつかったから……むしろ、一緒に休ませてくれてありがとうっ。」

「何で主が……いや、主は優しい人だからそう言うよね。俺のほうこそ、一緒にいてくれてありがとう。」

「ふふっ、どういたしまして!」

 そういえば、千冬君とこうしてゆっくり話した事なんて今まで一度もなかったかも。

 千冬君は自分から話を振る人じゃないし、私も口下手だから二人きりで話すのはこれが初めて。