四季の守護者たちはとびきりに溺愛したがり。

「秋君っ、何であんないじわるしたの!? 本当に……すっごく怖かったんだからね!」

「申し訳ありません。いじめるつもりはなかった、と言えば嘘になりますが、流石にやりすぎましたね。反省します。」

「うん、反省して……!」

 困ったように目を伏せる秋君が、心から反省してるのかどうかは分からない。

 けどここまで言ったらちょっとは分かってくれたよね……秋君も生粋のいじわるしたがりじゃなさそうだし。

 それでも……みんな、早く出てきてほしいなぁ……。今、秋君と一緒にいるのは間違いなく危険な気がするもん。

 その一心で出口に再び近付こうとすると、街灯に寄りかかっている秋君が私だけにしか聞こえないような声量で唇を動かした。

「俺、好きな子っていじめたくなっちゃうんです。だからね陽依……今日だけは見逃してね。」

「っ! 秋君ってば……っ。」

「ふふ、そう可愛らしい顔したらもっといじめたくなっちゃいますよ? 俺はある意味、あなたのことが心配です。」

 咎めるつもりで言ったのに、秋君はそれを物ともせずにとんでもない言葉を落としてくる。