しかも、なんというか……いいね、コメント、リポストの数が怖すぎる。
公開されてからまだほとんど時間が経っていないはずなのに、既にとんでもない数字になっており、勿論今も怒涛の勢いで増え続けている。恐るべし、世界規模……。
と、衝撃で完全にフリーズしてしまっている私へ。
「何?これ」
頭上から、冷たい声が落ちてきた。
そろ……と顔を上げると、眉間に皺を寄せたまま不機嫌そうにこちらを見下ろす翔とバッチリ目が合う。
……誤魔化すのは許さない、って顔だ。
早くも観念した私は、下手な言い逃れはせずに今日あったことをありのまま話すことにした。
「……その。今日、フライヤーチャレンジが終わった後に偶然会って……」
と、そこから。
集まってきたファンから逃げるために二人に連れ出されたこと。
そのまま何故かノーヘルで無免ジャックスの背後に乗せられ、治安の悪そうな地域を爆走させられたこと。
公園のビーチで少し話した後、帰してもらう条件としてリール撮影に付き合わされたこと……などなど。
今日彼らとの間であったほとんど全てを、私は包み隠さず白状した。
すると最初は怒ったような顔で聞いていた翔も、話が進んでいくにつれ、私の見事なまでの振り回されっぷりに同情してきたのか。
その表情から、どんどん険しい色が抜けていき──最後には、呆れと同情の入り混じったなんとも言えない複雑な顔になっていた。
「はぁ……」
恥ずかしい身内の話でも聞かされたみたいに、額を押さえて重いため息を吐く翔。
……あ、意外と怒ってないのかな?
