そして全員の発表が終わった今でも、Mr.Dはニコニコと満面の笑みを浮かべていて。
しかも、なぜか音量を小さくした『Dais』のインストが洒落ついたBGMみたいに流れている。
……なに?この空間。
「Man, what a beautiful day! Praise the Lord, seriously!(いや〜、今日は本当に最高な日だったな!主に感謝だ、マジで!!)」
果たして主の功績なんですか、これは。
「If any of you don’t make it through the final, don’t even worry. Come to D-PARTY. I’ll take you. Door’s always open, baby!(もしここにいる誰かがファイナルで落ちても、心配するな。D-PARTYに来い。俺が受け入れてやる。扉はいつでも開いてるぜ、ベイビー!)」
「すっげ」
隣の遥風が、呆れたように落とす。
いや、本当だよ。いつものテンションと足して2で割ってほしいところだ。
そんな私たちの若干引いた視線もどこ吹く風、Mr.Dは上機嫌のまま話を続ける。
「By the way, listen up! I got news for you guys. Today, we officially got our first dance break member.(ところで、お前らにご報告だ。今回、めでたく一人目のダンスブレイクメンバーが決まったぞ)」
本来なら、緊張が走るような語りだし。
けれど、今回ばかりは誰も身構えなかった。それが誰かは、火を見るよりも明らかだったからだ。
