もちろん、一筋縄ではいかないと思う。
こういうのって大体、最初のうちはすごくしんどい。
ちょっと気を抜いた瞬間、すぐにいつもの距離に戻りたくなるのは目に見えてる。
けど、そこで踏みとどまることを続ければ、きっと脳が少しずつ『なくても大丈夫』って覚えてくれるはずだ。
ちなみにこれを伝えたとき、他のメンバーの反応はさまざまだった。
篤彦は、『やれるもんならやってみろ』と鼻で笑って全く期待していなさそうで。
栄輔はというと、ちょっと渋ってたけど、最終的には『千歳ちゃんのためなら』とオッケーしてくれた。
そして、一番反対しそうな京は──何故か、嫌な顔ひとつせずすんなり承諾。
何を企んでいるのか分からなくて不気味だけど、ツッコんだってどうせ教えてくれないから、今は考えないようにしている。
さて、今回の遥風の反応は一体……?
恐る恐る、視線を向けて反応を伺ってみると──
