さっさと嫌いになってくれ〜アイドルオーディションで嫌われたい男装美少女、なぜか姫ポジ獲得?!〜



このままだと、作戦が完遂される前に千歳が潰れる。

そうならないためにも、このまま作戦を続行する必要はあるのかマジでしっかり話しといた方がいい。


そう考えた俺は、どさりと崩れ落ちるように自分の席に座ると、ポケットからスマホを取り出して。

千歳とのトークルームに、片手でメッセージを打ち込んだ。


──『今日の放課後、時間ある?』


送信ボタンを押した後、俺はようやく喉に詰まっていた空気を深く吐き出す。


今更何をやったところで、もう遅いかもしれないけど──

それでも、このまま見ているだけで終わるのは、さすがに後味が悪すぎるから。


頼むから、この戦争、今がピークであってくれよ……。


そんなことを願いながら、俺は朝っぱらから疲労感100%で机に突っ伏したのだった。