さっさと嫌いになってくれ〜アイドルオーディションで嫌われたい男装美少女、なぜか姫ポジ獲得?!〜



そんな俺の叫びも虚しく、峰間京は一丁前にピキッときてしまったようで。


「……オッケー。一発殴っていい?」

「できるもんならやってみろよ」


本格的にタイマンが開始されそうになり、さすがにもう看過できない。


「「待て待て待て待てっ!!!!」」


気づけば、俺と陽斗はほとんど同時にその場へと飛び出していた。

火事場の馬鹿力、普段じゃ太刀打ちできないであろうヤンキーどもを死に物狂いで引き剥がす。


「死人ッ!!死人出るの分かんないッ?!?!」

「こっちの迷惑も考えろこのゴミッ!!ボケッ!!」


我ながら貧相なボキャブラリーで絶叫しつつ、ゼェゼェと息切れ。


デジャヴすぎる……俺ってエマプロ来てから人剥がしてばっかじゃね?本当に何?やっぱ剥がしのバイトで呼ばれたの、俺って?

明頼と学年が別れてお役御免かと思ったら、今度はよりによってこんな怖すぎる爆弾たちが同じクラスに……厄年……?