仕事の因縁とかじゃなくて結局女絡みかよ……どこまでも性欲脳すぎて救いようがねぇ。
冷ややかな視線に囲まれるなか、「千歳、まさかお前も……?」とブツブツ呪詛を吐き出し続ける霞。
……っていうか、この展開って、だいぶマズくないか?
今、俺の管理不足のせいで、千歳を巡るバケモノバトルに史上最凶の三つ巴が形成されようとしている気がするんだけど。
ただでさえ、今の千歳はキャパオーバー気味なのに……
これ以上ストレスがかかったら、そのうち本当に壊れてしまうんじゃ無いだろうか。
今度、千歳が一人になった時に話を聞いてやった方がいいかな。
俺が聞いたところで器用に寄り添えるかは分からないけれど、せめて少しでも協力できることがあれば言ってほしい。
それくらい、今の千歳は危うい状況にいるのだから。
とりあえず今の俺ができることは、これ以上霞に燃料を注がないよう余計な情報を与えないことだろう。
そんな考えのもと口をつぐんだ俺だったけど──
俺の思考に逆行し、特大のガソリンをぶち込む奴が一名。
