復讐殺人日記

冷たい水に目が覚めたのか保人は上半身をおこす。
その目はうつろでどこを見ているのかわからなかった。

だけどこれ以上介抱するつもりはなかった。
目が覚めたんだから、後は自力でどうにかすればいい。

だから私たちはずぶ濡れの保人をグラウンドに放置してその場を離れたのだった。