5. 最後の確認
彼らは教室を出ると、もう一度体育館へ向かった。
ステージに立ち、事故が起きた場所を見つめる。
「……ここで、すべてが変わったんだな。」
基翔が呟く。
「でも、ここで、俺たちはまたやり直せる。」
将貴が、そう言った。
「俺たちは、達也がいなくなったことを、受け止めないといけない。でも、それは"過去の傷"としてじゃなくて、"未来へ繋ぐための想い"として。」
智香が、小さく微笑む。
「私たちは、また友達になれるのかな。」
「なるんじゃねえの?」
泰亮が肩をすくめる。
「……10年前は、こんな風にまた話せるなんて思ってなかったけどな。」
彼らは、それぞれが10年の時を経て、初めて素直な気持ちで話せるようになった。
「……じゃあ、まずは村瀬先生に報告しに行くか。」
将貴がそう言うと、全員が静かに頷いた。
——彼らは、ようやく過去と向き合い、未来へ歩き出す準備ができたのだった。
(第7章・終)
彼らは教室を出ると、もう一度体育館へ向かった。
ステージに立ち、事故が起きた場所を見つめる。
「……ここで、すべてが変わったんだな。」
基翔が呟く。
「でも、ここで、俺たちはまたやり直せる。」
将貴が、そう言った。
「俺たちは、達也がいなくなったことを、受け止めないといけない。でも、それは"過去の傷"としてじゃなくて、"未来へ繋ぐための想い"として。」
智香が、小さく微笑む。
「私たちは、また友達になれるのかな。」
「なるんじゃねえの?」
泰亮が肩をすくめる。
「……10年前は、こんな風にまた話せるなんて思ってなかったけどな。」
彼らは、それぞれが10年の時を経て、初めて素直な気持ちで話せるようになった。
「……じゃあ、まずは村瀬先生に報告しに行くか。」
将貴がそう言うと、全員が静かに頷いた。
——彼らは、ようやく過去と向き合い、未来へ歩き出す準備ができたのだった。
(第7章・終)


