ヴァンパイアくんに愛されるのは危険すぎる!

 春君も私と仕事するの楽しみにしてくれてるのかな……そう嬉しく思った時。

「あ、ちょうどいいところに。聖城さん、今少しいいかしら?」

「へっ? 今ですか……?」

 突然女子寮のほうからツカツカと、私の前に3人の女子生徒が現れた。

 あまりにも急な事だったから聞き返すと、真ん中にいるいかにもご令嬢っぽい子が肯定する。

「えぇ。少しでいいの、お話しません?」

 ニコッと怪しそうな笑みを浮かべる彼女に、良い話では絶対ないと悟る。

 でも、ここで断ったらどうなるか分からないし……話を聞こう。

《おい、大丈夫か?》

「うん、心配かけちゃってごめんね。……それと、一回電話切らなきゃだから切るね!」

《は? ちょっと暁――》

 返事を待たず電話を切り、スマホをポケットに仕舞う。

 ごめんね春君、またゆっくりお話しようね……!

「えっと、それで……お話って何ですか?」

「そんな身構えないで。ちょっと確認したい事があって声をかけたのよ。」

 クルッと向き直った私に彼女は、冷静さを装うように言葉を紡ぐ。