(架空)執事と私

私「ねえ、前田さん」

執事「なんでしょう」

私「おぼえてる? お父さんがクジャクを飼いたいって言ったときのこと」



執事(それは、過去を引きずっている、むなしい戯れだったとしても。

僕のしていることが、愚かで、徒労に終わるのか。

それは僕にもわからない)


「そんなこと、ありましたか?」

「そういえば、昔」


それは、架空の執事と、お嬢様の……。


~END~