メカニカルな彼らに囲まれています

「あはは……。大変だったよね?」

「全然。長時間連勤してるあいつに比べたら、どうってこと」


平気だよと笑っているけれど、まだ顔にはどことなく切なさを感じる。


ショウくんが新井家にやってきたのは、この家に引っ越してきたとき。

元は和室に置いてあったのだけど、あまり使ってなかったとのことで、中学生に上がるタイミングで譲ってもらったのだ。


最初の頃は、学校から帰ったら真っ先に電源を入れていたのに。最近は半分インテリア化しちゃってるもんなぁ……。

発熱するほど働くのも辛いけど、出番がなさすぎるのも退屈すぎて辛いよね。


すると突然、ショウくんがあぐらから正座に体勢を変えた。

表情も神妙な様子に変わり、一体どうしたのだろうと黒い瞳を見つめていると……。


「……昼間は、騒いでしまってごめんなさい」


つむじが見えるくらい深々と頭を下げてきた。