メカニカルな彼らに囲まれています

救世主の登場に、一瞬にしてやる気が戻った。

就寝時間が迫っているのもあり、早速教えてもらうことに。


「3問目の、10月に〇〇公園で突然開花した花は、桜ね」

「あー、そうだった。思い出した。4問目はわかる?」

「4問目は、1つ目が少子高齢化で、2つ目が65」

「65……っと」


空欄に答えを書き込んでいき、10問中6問が埋まった。


「ありがとう。助かりました」

「いえいえ、どういたしまして。全部答えられなくてごめんね」

「ううん! 元は後回しにしてた私が原因だし」


そう返すけれど、眉尻は下がったまま。


力不足だと感じているのかな。

全問解けなくても即答してるし、丁寧に解説までしてたし。充分すごいと思うけど……。


するとショウくんは、空白の解答欄を指差して。


「……俺さ、記憶が1日しか保たないんだよね。どんなに印象的な出来事も、強烈な出来事も、次の日になったら忘れてしまう」