服の山からパジャマと下着を引っ張り出し、急いで浴室へ。
カラスの行水でお風呂を済ませた後、スマホを持ってリビングに向かい、テレビをオン。
「今回キアさんには、ドラマの主題歌にもなった楽曲を披露していただきますが──」
チャンネルボタンを押したら、ちょうどインタビューを受けているところだった。
ふぅ、ギリギリセーフ。大画面に映る推しを目に焼きつけながら、年越しそばをすする。
ソロアーティストのキアくんは、私より4歳年上の高校生。
デビュー3年目ではあるものの、その端正なルックスから、本業の歌手活動以外にも、モデル業やCMに出演と、マルチに活躍している。
今日もサラッサラの金髪が眩しい……。そして笑顔が甘々すぎる……。
推しの歌声を堪能した後はSNSを開き、今度は別の推しのライブ配信を観賞する。
「皆さんこんばんは〜。カナタと〜」
「サクトで〜す」
手を振って自己紹介する2人に、自分も画面越しに手を振り返した。
彼らはバンドグループ、『アイノチカイ』のメンバー。
カナタくんはボーカル担当、サクトくんはキーボードを担当していて、この2人もキアくんと同い年の高校生。
デビューしてまだ1年半だからあまり地上波には出てないけれど、毎日ブログを更新してくれたり、SNSでライブ配信してくれたりと、とてもファン思いなんだ。
カラスの行水でお風呂を済ませた後、スマホを持ってリビングに向かい、テレビをオン。
「今回キアさんには、ドラマの主題歌にもなった楽曲を披露していただきますが──」
チャンネルボタンを押したら、ちょうどインタビューを受けているところだった。
ふぅ、ギリギリセーフ。大画面に映る推しを目に焼きつけながら、年越しそばをすする。
ソロアーティストのキアくんは、私より4歳年上の高校生。
デビュー3年目ではあるものの、その端正なルックスから、本業の歌手活動以外にも、モデル業やCMに出演と、マルチに活躍している。
今日もサラッサラの金髪が眩しい……。そして笑顔が甘々すぎる……。
推しの歌声を堪能した後はSNSを開き、今度は別の推しのライブ配信を観賞する。
「皆さんこんばんは〜。カナタと〜」
「サクトで〜す」
手を振って自己紹介する2人に、自分も画面越しに手を振り返した。
彼らはバンドグループ、『アイノチカイ』のメンバー。
カナタくんはボーカル担当、サクトくんはキーボードを担当していて、この2人もキアくんと同い年の高校生。
デビューしてまだ1年半だからあまり地上波には出てないけれど、毎日ブログを更新してくれたり、SNSでライブ配信してくれたりと、とてもファン思いなんだ。



