メカニカルな彼らに囲まれています

「まったく……。また心と仲良しこよしする気か」

「だって明日からお留守番だしー。フウくんも来る? 羽毛布団だからあったかいよ?」

「3人も入ったら窮屈だろう」


はぁ、と呆れ気味に溜め息をついたフウリさん。

密集してるほうがより温まりそうだけど、フウリさんガタイいいし。身動き取りにくくなりそう。


「ってかさ、あいつまだ寝てるの?」

「ケイ……一応先輩なんだから、せめて名前で呼んでやれ」

「あははっ。ごめんごめーん」


全く気持ちのこもっていない軽い謝罪。

そういえば、帰ってきてからずっとだんまりだったっけ。


「ショウくんロングスリーパーなんだね」

「まぁ……な」

「最近は全然出番ないもんねー」


クスクスと、まるで効果音が聞こえてきそうな、若干悪意を感じる笑みを浮かべている。

一方フウリさんは、意味深そうな表情で……。


「覚えてないか? 昨日」

「昨日……?」