メカニカルな彼らに囲まれています





「ただいまぁ〜」


学校が終わり、家に帰ってきた。

ドアを開けて真っ先にソファーにダイブする。


「おかえり」

「ああー、お腹空いたぁー。お昼何?」

「今焼きそば作ってるけど」

「じゃあそれで。あ、ベーコン入れて」

「はいはい。その前に着替えてきなさい。汚れるよ」


重い体を起こし、荷物を持って自分の部屋へ。

バッグの奥底に隠していたスマホを取り出すと……。


「ああ〜っ、やっと帰ってきた〜」


待ってましたと言わんばかりにケイが登場。

その場でぐぐーっと伸びをすると、私のベッドにダイブした。


「バッグも寝心地良かったけど、やっぱ家が落ち着くなー」

「ちょっとやめてよ。ぺしゃんこになっちゃうって」

「大丈夫だよー。俺軽いから」