メカニカルな彼らに囲まれています

即答できるあたり、本当なんだな。


ドヤ顔したり、微笑んだり、ブツブツ文句を垂れたりと、表情豊か。声質も口調も、私たち人間とほぼ同じ。

パッと見、スマホ要素は全く見当たらない。


けど……言われてみれば、スマホケースは白だし、ボディカラーも金色。

細身で背が高いのは、多分、スマホの形が縦長で薄いから。


さっき唱えていた願い事も、一言一句全てメモアプリに書き留めていたもの。


それに──。


「ねぇ、私たちの姿って、どう見えてるの?」

「大体はあそこにいる人たちと同じ感じ」


彼が指を差した先にいたのは、スマホに向かって話しかけている女性。

その光景は特に珍しいものでもなく、日常でもよく見かける。


「つまり……AIと会話しているように見えてるってこと?」

「そーゆーこと。この姿もここちゃんだけにしか見えてないから、思う存分話しかけていーよ」


和やかな口調で私の不安を和らげた彼。

御守り売り場に移動しながら、周囲を見渡す。