メカニカルな彼らに囲まれています

にんまりと口角を上げた、イタズラっ子のような笑い方。


「……もしかして、漫画読んだ?」

「うん。あと小説も」


電子書籍以外にも、本棚のやつまで読んでいたらしい。


「青春のワンシーンが現実になるチャンスだよ?」

「まぁ……そうだね」


交通ルールでは危ない乗り方だとされているけれど、1度は憧れるシチュエーション。

私の目には2人でも、周りの目には私1人だから問題ないしな……。


「……ん? これってさ、他の人にはどう見えてるの?」

「……荷台にスマホだけを置いてる人?」


いやいやいやおかしいって。

この状況も、傍から見たら独り言呟いてる状態だし。それこそ不審者に見られちゃうよ。

怪しまれる前に急いで帰ろう……。