メカニカルな彼らに囲まれています

ケイが望むなら、いくらでもダーリンって呼んであげるから。

風紀検査がない日は、学校に連れていってあげるから。


だから、どうか、お願い──。


すると突然、手元でボンッと懐かしい音が響いた。

反射的に閉じた目をゆっくり開けると、白い煙の中に見慣れたシルエットが見えて。


「──おはよう、ここちゃん」


柔らかな笑顔で名前を呼ばれた瞬間、涙が一滴頬を流れた。


「ただいま。遅くなっちゃってごめんね」

「ううん。こっちこそ……っ」


涙を拭って立ち上がり、「おかえり」と目の前の彼に正面からガバッと抱きつく。


「たくさん迷惑かけてごめんね。どこも、痛くない?」

「うん。見ての通り、外も中も元気いっぱいだよ」


私の頭を優しく撫でたケイが、そっと体を離した。


以前は上下ともに白い服に身を包んでいたケイ。

だけど今は──赤チェック柄のセットアップ。


「服、ありがとう。めちゃくちゃ嬉しい」

「どういたしまして。来月になったら、また新しいの買ってあげるね」