うんうんうんと何度も頷きながら、慌てて彼の上から退く。
「まだ若いからって余裕ぶっこいてたけど……案外もろいんだな」
「そんなこと、言わないでっ」
自嘲気味に笑う彼の顔にそっと手を伸ばす。
まるで乾燥が進んだかかとのように、ヒビ割れた頬。
白いパーカーは、ところどころ黒く汚れていて。袖の部分には、深い切り込みが入ってしまっている。
目に映る全てが、痛々しくて。
ますます罪悪感が募って、涙が込み上げる。
「でも、良かった。ここちゃんが無事で」
「ケイ……?」
「……ごめんね。しばらくは、フウくんと、ショウくんと……」
「やだっ、嫌だよっ。起きてよ!」
せっかく仲良くなれたのに。こんな終わり方……っ。
「ねぇっ! ケイっ! ケイっ!!」
何度も声をかけるも、まぶたはゆっくりと閉じられて。
しばらくした後、どこからともなく白い煙が彼を包み込み──踊り場には、私と、画面が割れたスマホだけが残った。
「まだ若いからって余裕ぶっこいてたけど……案外もろいんだな」
「そんなこと、言わないでっ」
自嘲気味に笑う彼の顔にそっと手を伸ばす。
まるで乾燥が進んだかかとのように、ヒビ割れた頬。
白いパーカーは、ところどころ黒く汚れていて。袖の部分には、深い切り込みが入ってしまっている。
目に映る全てが、痛々しくて。
ますます罪悪感が募って、涙が込み上げる。
「でも、良かった。ここちゃんが無事で」
「ケイ……?」
「……ごめんね。しばらくは、フウくんと、ショウくんと……」
「やだっ、嫌だよっ。起きてよ!」
せっかく仲良くなれたのに。こんな終わり方……っ。
「ねぇっ! ケイっ! ケイっ!!」
何度も声をかけるも、まぶたはゆっくりと閉じられて。
しばらくした後、どこからともなく白い煙が彼を包み込み──踊り場には、私と、画面が割れたスマホだけが残った。



