メカニカルな彼らに囲まれています

涙が目に溜まっていくのを感じた。
顔を見られないよう、速歩きで階段を下りる。


全教科平均点以下。どこがわからないのかわからない。通知表も、3どころか2と1だらけ。

それくらい壊滅的なら、多少悔しくても受け入れてた。


けどさ……私、今学期の成績、過去最高だったんだよ?

ケイだって、間近で勉強会見学してたんだから、私が頑張ってたこと、知ってたよね?


なのに……っ。


「待ってここちゃんっ。これには深い訳が」


ほらやっぱり。

本当に違うなら、最初に「ごめんね」って。
「誤解させるような言い方してごめんね」って、とっさに出てくるはず。


ねぇ、ケイにとって私は、大切なご主人様なんでしょう?


そりゃ高校生になったら、交友関係も行動範囲も広がる。スマホを使う時間も増えるかもしれない。

お小遣いもまた増えると思うから、推し活も活発になるかもしれない。

学ぶ教科も増える分、当然勉強も難しくなる。