メカニカルな彼らに囲まれています

「……だったらなんだよ、ガキンチョ」

「ガ……!?」

「先輩のくせに小学生みたいなことして。俺のこと好きなの?」

「はぁ!? ちげーし! 誰がお前みたいなギラギライケメン好きになるかよ! この自意識過剰男が! 自惚れてんじゃねーよ!」

「……イケメンなのは認めるんだな」


ボソッと呟くと、溜め息をついて頭を抱えたフウリさん。

……2人が素直になる日は、まだまだ遠そうだ。


昼食を取った後、母と実優と3人でショッピングモールへ。

2人が夕食の買い物をしている間、私はスマホケースショップに足を運んだ。


「うーん……これはちょっと違うな」


壁一面に陳列された大量のスマホケースの中から、赤系の商品を片っ端から手に取っては戻すを繰り返す。

赤チェック柄は見つかるけれど、ギンガムチェックだったり、色味が違ったり。マニキュア探しと同じくらい難航している。


「あっ、あった!」