暖が歩く少し後ろを、暖の後姿を見ながら。
どんな表情で言ってるのかなって、気になったけどわたしも顔を見ることができなくて。
「寒いの苦手なんだからちゃんと手袋しろよ」
「…暖がしない方がいいって言うからじゃん」
……、今の言い方よくなかった?
嫌味っぽかった!?またケンカになるかなっ
えっとえっと、なんか他のこと話して…
「あ、そうだ佐湯くんは!?お腹すいて倒れてない!?」
「知らん、あいつのことなんか」
「そんな言い方…っ」
……。
さっきより空気重くなった、気がする。
なんで?
何がそんなに暖を怒らせてるの?
迎えに来てくれたと思ったのに。
どうして…
わたしが怒らせてるの?
でもわたしは…
うれしかったよ、暖が待っててくれて。
「嫌なんだよ、柑乃が佐湯のこと言うの」
どんな表情で言ってるのかなって、気になったけどわたしも顔を見ることができなくて。
「寒いの苦手なんだからちゃんと手袋しろよ」
「…暖がしない方がいいって言うからじゃん」
……、今の言い方よくなかった?
嫌味っぽかった!?またケンカになるかなっ
えっとえっと、なんか他のこと話して…
「あ、そうだ佐湯くんは!?お腹すいて倒れてない!?」
「知らん、あいつのことなんか」
「そんな言い方…っ」
……。
さっきより空気重くなった、気がする。
なんで?
何がそんなに暖を怒らせてるの?
迎えに来てくれたと思ったのに。
どうして…
わたしが怒らせてるの?
でもわたしは…
うれしかったよ、暖が待っててくれて。
「嫌なんだよ、柑乃が佐湯のこと言うの」



